タイの山岳民族

ヒロシです。


ここ、タイの北部からミャンマーにかけての山岳部には

いくつもの村があり、多くの民族が住んでいます。

そんな彼らに会いに行ってきました。

ここは山岳民族のいくつかの部族が集まって暮らしている観光村です。

なので写真撮影などもお願いすると快く了解してくれます。

本当はミャンマーとの国境近くのメーホンソンまで行きたかったんですが、

時間もお金もかかってしまうので今回はチェンマイ近郊の観光村に行きました。

観光地化された村とは言え、実際にそこで生活されてるので

そんな彼らの暮らしの一部を見せてもらうことができます。


刺しゅうをしてたカレン族のおばちゃん。

他の部族もそうですが、

衣装やアクセサリーは全部手作りでみんな本当に器用(*゚O゚)


奥のおばあちゃん、耳にでっかい穴開けてます。

カヨー族といってカレン族の支族だそうです。

別名・耳長族とも呼ばれてます。


↑この男の子としばらくボウガンで遊んだ。

わかれるときはすっごく寂しそうやったなぁ~。


最後にこの村の一番奥に住む部族の集落へ。

そこに住んでいるのはカヤン族とかパダウン族とか呼ばれる部族。

日本では首長族と呼ばれることの方が多いですね。

ちなみに彼らもカレンの支族らしい。


機織りするおばちゃん。

長~い金属をコイル状に巻いてあります。

コレ、めっちゃ重いです。。。( ̄ロ ̄lll)

腕や足にも金属を巻きつけてて全部あわせたら何キロあるんやろか??

昔、悟空が修行のためにやってましたね・・・


4歳ごろから巻きはじめるそうで、年齢とともに増やしていくそう。

これは女性のみで男性はしません。


この風習の由来は諸説あるそうですが、

実際はどれが本当かわかっておらず未だに謎だそうです。

というのも、もともとこの部族が文字を持たない民族だったようで、

文献が残ってないんですって。

民族衣装を着るのも女性だけで、男性は祭事のときしか着ないそう。

子どもの目の輝きは世界共通なんですかね。


↑↑コレ、学校じゃないらしいけど勉強するところ。

特に日とか時間は決まってないらしい。

タイ語や英語を勉強してるみたいですがみんな自分で勉強してるみたいです。

教える人がいないんですよね。。。


実は彼らはキリスト教です。

なので村の中に教会があります。


こんなちっちゃい子でも村の自給自足のために働いてます。


もともと彼らはミャンマーに住んでいたらしく、

タイへは難民として紛争から逃れてきたそうです。

なので当時は貧しい生活を送っていたそうですが

今はこういう観光収入で生活しているそうです。


でも、考えてみれば彼らも本当はそんなものに頼らずに

静かに暮らしていたいのかなぁ、とか考えてしまいます。


毎日自分たちの生活空間に見ず知らずの観光客がやってきて

珍しいものを見るような目で見られて写真を撮られて、

一応仕事やからと笑顔で愛想を振りまいて・・・


現にこの日も日本人観光客のおっちゃん集団がドカドカやってきて

『あのおねーちゃんかわいいから一緒に写真撮ってもらおかぁ!!』

とか言いながらあちこちで写真撮ってたけど、

もちろん笑顔で対応しますよ、彼女たちは。

でもどこかその笑顔が不自然な感じがしてね。


うまく表現はできませんけど、

会いたかったはずの首長族に会えたのになんかモヤッとしてました。

だから、見るだけ見て、写真も撮るだけ撮って帰るのって

なんか嫌やったんですよね。


で、↓↓コレ。

持ってた紙で村の子どもたちに折り紙をして見せてあげた。


僕も紙ヒコーキを。

折り紙はあんまりできないんですけどめっちゃよく飛ぶ紙ヒコーキつくれます(笑)


そしたら・・・

けっこう喜んでくれた・・・(*^-^*)

ちょっとだけ心が通じた気がしました。

Incident-Filled Journey

2010年12月から2012年2月まで NYNYのスタイリストHIROSHI&HIROKOが 世界を珍道中した記録 ※ただいま以前のBLOGより引っ越し中

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